【校長室より】3年生の皆さんへ

 昨日は自己採点の日でした。思うように点数が取れなかった人もたくさんいると思います。毎年、共通テスト後は、「難しかった!」「時間が足りなかった!」という声がよく聞こえてきます。先日話した通り、大学入試は減点方式でなく、加点方式である事を決して忘れないで下さい。早く切り替えて個別試験の勉強に向かう事が合格への第1条件になります。どうか体調に気をつけて頑張って下さい。

 さて、大学に合格するために一生懸命勉強している姿を見て、改めて皆さんに敬意の念を抱いています。その理由は、最近世の中に少し間違った考えが蔓延っているからです。2011年にニューヨーク市立大学のキャシー・デビットソン教授が「今年小学校に入学した子供の65%は、大学卒業時に今は存在しない職業に就くだろう」と語った言葉は、当時世界に衝撃を与えました。大学と就職の関係についてこれまでの固定概念を捨て、何か新しい事を自分で始めねばならないという風潮が芽生えました。スタートアップを支援する自治体も増えました。非常に大切な時代の流れですが、この流れを大きく誤解して「面倒な仕事はいずれ機械が全部するだろう」とか、「それは昔の仕事だからやりたくない」とか、あげくの果てに「一生懸命勉強しなくても儲け話があるだろう」という若者が増えたのも事実です。

 そんな事は絶対ありません。皆さんのご両親や先輩達が人々のために今やっている仕事は、どれも大切なものであり、形や方法が変わったとしても無くなることはありません。たとえ今は存在しない新しい仕事が現れたとしても、それは今存在している仕事の基盤の上に作られるものなのです。だから皆さんが、社会で活躍している誰かを見て、憧れて、自分もなりたいと思い、大学で専門を学ぶために受験勉強している姿はとても尊いものなのです。

 今は毎日が大変だと思いますが、春は近くに来ています。誰もが例外なく、この経験は将来必ず生きてきます。

共通テスト前の学年集会

 共通テストを翌日に控えた1月17日(金)に学年集会が行われました。

 校長は自らの経験を交えて「大学入試は減点方式ではなく加点方式」「自己暗示の重要性」「これまでの環境、勉強に間違いはない」ことを話し、激励しました。続いて3学年主任の激励、進路指導部長の激励、注意がありました。

 3年生は校長の話でリラックスし、その後の注意では緊張した面持ちで話を聞きました。明日から大学入試の最初の関門に挑みます。

1学年HRミニビブリオバトル

 1月15日(水)のホームルームで、1年生がミニビブリオバトルをおこないました。図書委員の進行のもと、グループで本を発表しあいました。クラスメイトの本の紹介を聞くうちに、自分では普段読まないような新たなジャンルの本を発見するなど、読書意欲が湧いたとても有意義な時間となりました。

吹奏楽部砺波地区アンサンブルコンテストの結果

 1月13日(月)に砺波市文化会館で第46回砺波地区アンサンブルコンテストが開催され、フルート三重奏、打楽器四重奏、クラリネット七重奏、金管八重奏、バリ・チューバ四重奏が金賞を獲得しました。

 このうち、フルート三重奏、打楽器四重奏が1月25日(土)に砺波市文化会館で開催される富山県アンサンブルコンテストに砺波地区代表として出場します。

3学期が始まりました

 1月8日(水)、始業式を行いました。校長先生は「人生の転換期」について高校時代のエピソードをまじえて話されました。高校生活は将来につながるようなきっかけが色々なところに隠れているとエールを送っていました。