【校長通信】「校長先生に伝えたいことがあります」

先日、そう言って1年生の生徒がひとり、校長室に来ました。
ある大学で行われた活動に参加した1年生の生徒でした。
手には、当日配付された資料と、自分でまとめたレポートがあります。
それを使って、活動の内容を報告に来てくれたのでした。

付添の先生に指示されて来たのだろうと思っていましたが、その生徒がどうしても伝えたいと、一人で校長室に来たことが後になって分かりました。

参加した活動のテーマは「学力観の質的転換」「探究的な学びへの転換」です。
その活動は、高校生・大学生・大学院生・留学生がそれぞれの学びについて語り合い、共通の課題を探究する取り組みを通じて、高校と大学とが連動、協働して「学びの転換」を推進し、ネットワークをつくろうとするものです。

報告に来てくれた生徒の熱い思い、伝えようとするその姿に触れ、とてもうれしい気持ちになりました。
「とてもいい活動ができたね。その経験を生かしていこうね」

【校長室より】PTA理事会

先週、PTAの理事会がありました。
会では、今年度の学校の状況報告や次年度に向けての話し合いが行われました。

とてもうれしく思うのは、PTA主催の事業に、保護者の方が多数参加していただいていることです。
体育大会に約6割、学校祭に約7割、合唱コンクールに約8割です。
総会には9割以上の方に出席いただきます。

多くの方に見守られ、支えられていること。
そして期待されていること。
本校の大きな強みです。

【校長室より】学年末考査発表

昨日(18日)考査発表があり、土曜日の今日は1,2年生がテスト対策教室を行っています。
3年生の学習する姿も見られます。

廊下ですれ違った3年生に「大変だけど、最後まで頑張ろうね」と声をかけました。
明るい声で「はい」という返事が返ってきます。

最近は、赤本を片手に個別指導を受けている3年生を多く見かけます。
先生もその準備に一生懸命です。

3年生は、私立大学、目前に迫った国公立大学前期日程の試験に向けてがんばっています。
1,2年生は学年末考査がもうすぐです。

砺波高校で何を学び、どんな思いで卒業していってくれるのだろう。
みんなの学びを応援しています。

【校長室より】土曜日の一コマ

今日は土曜日ですが、いつものように学校に登校し、3年生を中心に生徒が学習しています。
個別試験に向け、生徒も先生も真剣です。

「こんにちは」
あいさつを交わしますが、その一生懸命な姿に、話しかける声も小さくなります。
邪魔をしてはいけないと思い、声をかけるのも悪い気がします。

志望大学に向かって、がんばれ!負けるな!
そう思いながら学校を回りました。

【校長室より】3年生のみんなへ

「九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)く」という言葉があります。
高い山を築くのに、最後の1杯の土が足りないために完成しない。
長い間の努力も、最後の最後、わずかな努力をしなかったばかりに、今まで積み上げてきたものが水の泡となってしまう、という意味です。

詰めを誤るな!という戒めでもあります。

センター試験が終わり、間髪入れず走り出した者もいる一方、志望校の選定をめぐって悩み抜いた者もいたでしょう。
悩んだ時間は決して無駄ではありませんが、一旦決めたら費やした時間を取り返す覚悟が必要です。

センター直前のような緊張感が続いているだろうか?
時間を惜しんだ生活をしているだろうか?

緩んでいる暇はありません

個別試験や私大への取り組みは、教科が絞られる分、個々の教科に密度の濃い負荷をかけた取り組みが必要です。
本物の学力は、そのつらい取り組みの積み重ねによってこそ身につくもの。

本当に行きたい大学であれば、覚悟を決めてやるしかない
どれだけ必死になるかにすべてが懸かっています

これからが本当の勝負です!