【校長室より】3年生のみんなへ

「九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)く」という言葉があります。
高い山を築くのに、最後の1杯の土が足りないために完成しない。
長い間の努力も、最後の最後、わずかな努力をしなかったばかりに、今まで積み上げてきたものが水の泡となってしまう、という意味です。

詰めを誤るな!という戒めでもあります。

センター試験が終わり、間髪入れず走り出した者もいる一方、志望校の選定をめぐって悩み抜いた者もいたでしょう。
悩んだ時間は決して無駄ではありませんが、一旦決めたら費やした時間を取り返す覚悟が必要です。

センター直前のような緊張感が続いているだろうか?
時間を惜しんだ生活をしているだろうか?

緩んでいる暇はありません

個別試験や私大への取り組みは、教科が絞られる分、個々の教科に密度の濃い負荷をかけた取り組みが必要です。
本物の学力は、そのつらい取り組みの積み重ねによってこそ身につくもの。

本当に行きたい大学であれば、覚悟を決めてやるしかない
どれだけ必死になるかにすべてが懸かっています

これからが本当の勝負です!

【校長室より】学校で学習すること

「受験は団体戦」 よく聞く言葉です。

受験に限らず、集団の力は、個人の意識・行動に大きく影響します。
決してひとりだけの力ではありません。

学校は、人と人との関係の中で、自分を鍛える場。
そして人を思いやる心を育てる場です。

 

【校長室より】皆既月食

今日、1月31日は皆既月食の日です。
部分食の始めから終わりまでを見ることのできる、たいへん条件のよい皆既月食が起こります。

月は20時50分頃に欠け初め、21時50分頃に完全に欠けて皆既食となります。
皆既食は1時間以上続きます。

雲のすき間から「赤銅色」に染まる月を見ることができるかもしれません。

【校長室より】初釜

本校には「龍心庵(りゅうしんあん)」という茶室があります。
昭和41年、当時同窓会長であった佐藤氏より寄贈いただいたものです。

その場所で、先週と今週の金曜(19,26日)、茶道部による「初釜」が行われました。
私も呼ばれ、生徒がつくった料理をいただき、お点前を見ました。

作法を全くといいほど知らない私で、少々緊張しましたが、生徒の動き、言葉がけ、落ち着いた仕草、すべての所作を「すてきだな」と感じました。

楽しくお茶をいただきました。
生徒の柔らかな対応に感心しました。
そして、自然と心が落ち着きました。

【校長室より】目標に向かって

前回の続きです。
3年職員室前にある「進学学業御守護」には以下のように書かれています。

「いま ここで頑張らずに いつ頑張る」
「今日なし得る事に全力を尽くせ」
「学問に近道なし 努力はすべての扉を開く」
「いろいろな困難があっても志を失わず 最後までやり遂げる精神を持て」
「涙あってこそ 努力あってこそ 栄光という結果が輝く」

受験生だけでなく、生徒みんなに大切にしてほしい言葉です。